0〜1ヶ月(新生児)
泣くことが唯一のコミュニケーション手段
💡 生後2〜3時間おきの授乳が基本。泣いたらまず授乳を試して。
月齢別の原因チェックリストで「なぜ泣いているか」を判定。新生児〜1歳の泣き止まない時の対処法とパープルクライング解説。
※ 発熱・嘔吐・顔色不良など体調不良を伴う場合はすぐにかかりつけ医へご相談ください。
🚨以下のサインがあれば今すぐ受診
赤ちゃんの泣きのピーク時期を指す概念で、世界的に広く知られています
「パープルクライング(PURPLE Crying)」は、生後2〜4ヶ月頃に多くの赤ちゃんが経験する「どうしても泣き止まない時期」を表す言葉です。 カナダの小児科医ロナルド・バーによって名付けられ、親が虐待に至るリスクを下げるための教育プログラムとして世界中で使われています。
PURPLEの意味
💚 パパ・ママへ
パープルクライングはあなたの育て方が悪いからではありません。世界中の赤ちゃんが経験する正常な発達の一部です。 生後3〜4ヶ月で自然に落ち着きます。限界を感じたら、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて一息ついてから対処してOKよ。
月齢によって泣く原因は大きく異なります。お子さまの月齢に合わせて確認してください。
泣くことが唯一のコミュニケーション手段
💡 生後2〜3時間おきの授乳が基本。泣いたらまず授乳を試して。
泣きのピーク「パープルクライング」時期
💡 泣きのピーク。何をしても泣き止まないのは正常。生後3〜4ヶ月で自然に落ち着くわ。
人見知りの始まりと刺激への興味
💡 視覚・聴覚の発達で刺激を求めて泣くように。縦抱きで外の景色を見せると落ち着くことが多い。
分離不安と睡眠退行が重なる時期
💡 「ママ・パパが見えなくなると泣く」のはこの時期の特徴。いつでも戻ることを繰り返し伝えて。
イヤイヤ期の始まりと言葉の代わりの泣き
💡 「イヤ!」は自立心の表れ。気持ちに共感しつつ、できるだけ自分でやらせる時間を作って。
アメリカの小児科医ハービー・カープ博士が提唱する「泣き止ませの5つの技術」です
Swaddle(スワドル) — おくるみで包む
赤ちゃんを布でしっかり包みます。子宮の中にいた時の感覚に近く、安心感を与えます。腕は体に沿わせて、足は少し動けるように余裕を持たせて。
Side/Stomach(横向き) — 横向き・うつ伏せ(抱き方)
抱っこする時に横向きや前抱きにします。仰向けは赤ちゃんが不安を感じやすいポジション。肩にかける姿勢も効果的。※寝かせる時は必ず仰向けに。
Swing(スウィング) — ゆっくり揺らす
小さく素早く揺らす(頭を支えたまま)。ジェット機に乗った時の振動に似た動きが効果的。激しく揺さぶるのはNG(揺さぶられ症候群に注意)。
Shush(シュー) — 白色雑音を聞かせる
「シーシー」という音を耳元で聞かせる。掃除機・ドライヤー・砂嵐の音も効果的。子宮内で聞こえていた血流音に似た音が安心感を与えます。
Suck(サック) — 吸わせる
母乳・哺乳瓶・おしゃぶりを吸わせます。「吸う」という動作が赤ちゃんの神経系を落ち着かせる効果があります。
※ 5つを組み合わせて使うほど効果が高まります。特に①+③+④の組み合わせが効果的です。
泣き止まない赤ちゃんに、激しく前後・左右に揺さぶるのは絶対にやめてください。 「揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome)」は脳への深刻なダメージを引き起こし、 死亡や重篤な後遺症(失明・知的障害・てんかん等)の原因になります。
限界を感じたら
一人で抱え込まず、パートナー・家族・地域の子育て支援を積極的に活用してください。
#8000(こども医療でんわ相談)
夜間・休日に小児科医・看護師に電話相談できます。受診すべきか判断に迷ったら。
子育て世代包括支援センター
市区町村が設置する無料相談窓口。育児の不安・産後うつの相談も受け付けています。
産後ケア・産後ヘルパー
産後4ヶ月以内であれば利用できる支援。泣き止まなくて疲弊している場合は積極的に利用を。
生後2〜3ヶ月は「泣きのピーク期(パープルクライング)」で、何をしても泣き止まないことが多い時期です。これは正常な発達の一部で、病気ではありません。多くの場合、生後3〜4ヶ月で自然に落ち着きます。ただし38℃以上の発熱・嘔吐・顔色不良を伴う場合は受診してください。
「抱き癖」という概念は現在の育児学では否定されています。赤ちゃんが抱っこで泣き止むのは、抱っこが安心感・安全基地になっているからです。生後6ヶ月頃までは泣いたら抱っこで対応してOKです。信頼関係(愛着)がしっかり形成されると、むしろ自立心が育ちやすくなります。
夜(特に夕方〜夜)に泣きやすいのはパープルクライングの特徴の一つです(E=Evening)。また、赤ちゃんは昼間の刺激を夜間に脳が整理処理するため、夜に泣きやすい傾向があります。日中に十分な授乳・刺激・睡眠を確保し、夕方以降は落ち着いた環境にすることで改善することがあります。
おしゃぶりは乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げるという研究もあり、使用を否定するものではありません。ただし、母乳育児中は生後1ヶ月以降から、授乳がしっかり確立してから使い始める方が安心です。使用時は清潔に保ち、2歳以降は少しずつやめる方向で進めましょう。