離乳食で気をつけるアレルゲン食品の進め方・症状の見分け方・緊急時の対応を詳しく解説するわ。
※ 本ページは一般的な情報提供を目的としています。アレルギーが疑われる場合は必ずかかりつけ医にご相談ください。
🚨アナフィラキシーが疑われる場合は今すぐ119番
これらの症状が出たら迷わず119番。エピペンが処方されている場合はすぐに使用してください。
体調のよい日の午前中に試す
夕方・夜・休日は避けましょう。症状が出た場合にすぐ小児科を受診できる時間帯(平日の午前中が理想)に行ってください。
1種類ずつ・少量から始める
初めての食材は1種類だけ。耳かき1〜2杯(約1g)程度のごく少量から試します。複数の初食材を同じ日に試すのはNG。
2〜3時間は様子を観察する
アレルギー反応は食後15〜30分以内に出ることが多いですが、2〜3時間後に遅延反応が出るケースもあります。食後はよく観察してください。
慣れてから量を増やす
最初の1〜2回で問題がなければ、毎回少しずつ量を増やします。「以前食べられた」からといって大量に与えるのは避けましょう。
アレルギーが出たら即中止・受診
蕁麻疹・嘔吐・顔の腫れなど症状が出たらすぐに摂取を中止。症状の程度によって、観察続行・かかりつけ医受診・119番を選択します。
軽症
主な症状:
✅ 対応:症状が悪化していないか2時間観察。初めての症状は翌日以降にかかりつけ医に相談
中等症
主な症状:
✅ 対応:すぐにかかりつけ医または救急外来に連絡・受診。原因食品の摂取を中止
重症(アナフィラキシー)
主な症状:
✅ 対応:⚡ 即座に119番!仰向けに寝かせて足を高く上げる(ショック体位)。エピペンがあれば使用
※ 軽症でも、同日に症状が悪化したり繰り返したりする場合はすぐに受診してください。
食品表示法で表示義務がある8品目(卵・乳・小麦・落花生・えび・かに・そば・くるみ)は重症化リスクが高いため特に注意が必要よ。
卵
7〜8ヶ月頃〜
固ゆで卵の卵黄から少量ずつ。全卵は8〜9ヶ月以降
乳製品
7〜8ヶ月頃〜
ヨーグルト・チーズから。牛乳(飲用)は1歳以降
小麦
7〜8ヶ月頃〜
うどん・食パンを少量から。そうめんも同じく
落花生(ピーナッツ)
1歳以降
ペースト状にして少量から。丸ごとは窒息リスクあり
そば
1歳以降(慎重に)
アナフィラキシーを起こしやすい。初めてはごく少量で
えび・かに
1歳以降
よく加熱したものから少量ずつ
くるみ
1歳以降
2023年より特定原材料(義務表示)に追加
大豆
5〜6ヶ月頃〜
豆腐・納豆から。症状はおおむね軽症のことが多い
※ 月齢はあくまで一般的な目安です。家族にアレルギーがある場合は、小児科医に相談のうえ進めましょう。食材検索ツールで詳しく調べる →
アレルギー症状が出た場合、どの食材が原因か特定するために「いつ・何を食べて・どんな症状が出たか」を記録することが大切よ。 育児ナビのタイマー機能で体温記録もできるから、合わせて活用してね。
📝 記録しておくべき項目
❌ 勘違い:「1回食べて問題なかったから大丈夫」
✅アレルギーは2回目以降に症状が出ることもあります(感作といいます)。初回は少量に留め、毎回様子を確認してください。
❌ 勘違い:「血液検査で陰性だったから食べさせて大丈夫」
✅血液検査の結果だけで安全性を判断することはできません。陰性でも症状が出ることがあり、逆に陽性でも問題なく食べられることも。実際に食べたときの反応が重要です。
❌ 勘違い:「アレルギーが怖いから、アレルゲン食品は避け続ける」
✅近年の研究では、適切な時期に少量から摂取し続けることがアレルギー発症予防に役立つ可能性があります(積極的早期摂取)。ただし専門医の指導のもとで行うことが重要です。
❌ 勘違い:「離乳食は遅く始めれば始めるほどアレルギーになりにくい」
✅現在のガイドラインでは、適切な時期(生後5〜6ヶ月)に離乳食を始めることが推奨されています。遅らせることでアレルギーが増えるリスクがあるとされています。
食物アレルギーは離乳食が始まる生後5〜6ヶ月頃から発症することがあります。特に卵・牛乳・小麦は乳幼児に多い三大アレルゲンです。初めて食べさせるときは必ず1種類ずつ、体調のよい午前中に少量から試してください。万が一アレルギー症状が出たときに小児科を受診できる時間帯に行うことが重要です。
食物アレルギーの症状は軽症から重症まで様々です。軽症:口の周りや体の蕁麻疹(じんましん)・赤み・かゆみ。中等症:嘔吐・下痢・腹痛・目の充血・鼻水。重症(アナフィラキシー):顔色が悪い・ぐったりする・唇や爪が紫になる・呼吸が苦しそう・声がかすれる。アナフィラキシーは生命の危険があるため、すぐに救急車を呼んでください(119番)。
卵は離乳食のモグモグ期(7〜8ヶ月頃)から、固ゆで卵の卵黄のみを少量から始めるのが一般的です。卵黄に慣れたら全卵(卵白も)に進みます。ただしアレルギー症状が出た場合は即中止し、かかりつけ医に相談してください。家族に卵アレルギーがある場合は、小児科医の指導のもとで進めることをおすすめします。
食物アレルギーの検査(血液検査・皮膚テスト)は小児科・アレルギー科で受けられます。ただし血液検査の結果だけでアレルギーの有無を判断することはできず、実際に食べたときの反応が重要です。アレルギーが疑われる場合や家族歴がある場合は、小児科医や専門医に相談のうえ進めましょう。自己判断でアレルゲン食品を避け続けると、かえってアレルギーが残りやすくなるケースもあります。
アナフィラキシーが疑われる場合はすぐに119番に電話してください。仰向けに寝かせて足を高く上げます(ショック体位)。嘔吐がある場合は横向きに。エピペン(アドレナリン自己注射)が処方されている場合はすぐに使用します。意識がなければ心肺蘇生(CPR)を開始してください。原因食品を摂取後15〜30分以内に症状が現れることが多いです。
アレルギーリスクの高い食材(卵・乳製品・小麦・落花生・そば・えび・かに・くるみ)を初めて試すときは:①体調のよい日の午前中に(夕方・休日は避ける)②1種類だけ(他の初食材と同時に試さない)③ごく少量から(耳かき1〜2杯程度)④食後2時間は症状を観察する。症状が出た場合でも、焦らずかかりつけ医に連絡して対応を指示してもらいましょう。
近年の研究では、アレルギーリスクの高い食品を遅らせて与えるより、離乳食で適切な時期に少量から摂取し続けることでアレルギーを発症しにくくなる可能性が示されています(積極的早期摂取)。ただし湿疹が重い赤ちゃんや家族歴がある場合は、小児科医・アレルギー専門医の指導のもとで行うことが推奨されています。自己判断で極端な早期摂取を行うことは避けてください。
子どもの食物アレルギーは成長とともに自然に治ることがあります(「耐性獲得」といいます)。卵・牛乳・小麦のアレルギーは学童期までに60〜70%の子どもで改善するといわれています。一方、落花生・えび・かに・くるみなどのアレルギーは治りにくい傾向があります。定期的にアレルギー科を受診して耐性の確認を行いましょう。
※ 本ページの情報は一般的な参考情報です。お子さまに食物アレルギーが疑われる場合は、
必ずかかりつけの小児科医・アレルギー科専門医にご相談ください。