咳の種類・受診目安・夜咳の対処法を月齢別に解説するわ。クループ・RSウイルス・百日咳の見分け方も。
⚠️このページは参考情報です。心配な症状がある場合は必ずかかりつけ医または小児救急(#8000)にご相談ください。
口唇・爪が青白くなる(チアノーゼ)
酸素不足のサイン。すぐに救急(119)に電話を
肋骨の間・のどがへこむ(陥没呼吸)
呼吸困難のサイン。強制的に息を吸っている状態で救急受診が必要
呼吸が非常に速い(頻呼吸)
乳児で60回/分以上、1〜5歳で40回/分以上は要注意
咳のたびに顔色が悪くなる・チアノーゼ
百日咳などで無呼吸発作が起きている可能性
息を吸うときにゼー(ストライダー)が聞こえる
クループの重症サイン。冷気で改善しない場合は救急へ
哺乳・食事をほとんどとれない
脱水・栄養不足のリスクがあるため受診を
夜間の小児救急相談:#8000(都道府県の小児救急電話相談)
💡 新生児の免疫力は低く、一般的な「風邪」が重篤化する可能性があります。
💡 RSウイルスなどによる細気管支炎が重症化しやすい年齢です。早めの受診を心がけて。
💡 クループが最も起こりやすい年齢です。夜間の咳の音の変化に注意して。
💡 免疫力がついてきますが、マイコプラズマ肺炎は2歳以降から増加します。
風邪・上気道炎が最も多い。後鼻漏・乾燥も原因に。
🔊 音の特徴:ゴホゴホ、コンコン
💡 自宅ケア
⚠️ 受診・注意サイン
1週間以上続く・発熱を伴う・夜だけひどくなる場合は受診を
声帯・喉頭の炎症(クループ)。パラインフルエンザウイルスが多い。
🔊 音の特徴:ケンケン、犬の鳴き声のような甲高い咳
💡 自宅ケア
⚠️ 受診・注意サイン
息を吸うとき「ゼー・ストライダー」音がする・口唇が青くなる・呼吸困難は救急へ
RSウイルス・細気管支炎・喘息・アレルギーなど。気道が狭くなっている状態。
🔊 音の特徴:息を吐くときにゼーゼー、吸うときにヒューヒュー
💡 自宅ケア
⚠️ 受診・注意サイン
呼吸が速い・肋骨の間がへこむ・鼻翼を広げて呼吸する・口唇が青い → 救急受診
百日咳菌・マイコプラズマ肺炎。咳き込んだあとに「ヒュッ」という音が出る(百日咳)。
🔊 音の特徴:連続して止まらない咳発作、ヒュッという吸気音(百日咳)
💡 自宅ケア
⚠️ 受診・注意サイン
生後6ヶ月未満・無呼吸発作・顔色不良 → 即受診。抗生物質で早期治療が必要
気管支炎・肺炎・副鼻腔炎(後鼻漏)など。痰が気道に溜まっている状態。
🔊 音の特徴:グズグズ・ゴロゴロ、胸から音がする
💡 自宅ケア
⚠️ 受診・注意サイン
発熱が続く・咳が1週間以上続く・哺乳量が減る・呼吸困難は受診を
主な症状
⏱ 期間目安:症状のピークは3〜7日、咳は2〜3週間続くことも
⚠️ 注意・受診目安
生後6ヶ月未満・早産児・心疾患がある場合は重症化リスク大。呼吸困難・哺乳不良が出たらすぐ受診を。
💊 治療
根本的な抗ウイルス薬なし。対症療法(水分補給・加湿・吸引)が中心。
主な症状
⏱ 期間目安:通常は2〜5日で改善。ただし夜間の悪化に注意
⚠️ 注意・受診目安
ストライダーが強い・呼吸が苦しそう・口唇が青い場合は救急へ。冷たい外気を数分吸わせると軽快することがある。
💊 治療
重症例はステロイド吸入・アドレナリン吸入を病院で実施。
主な症状
⏱ 期間目安:咳は2〜4週間以上続くことも
⚠️ 注意・受診目安
1週間以上咳が続く・発熱が長引く場合はマイコプラズマを疑って受診を。抗生物質が必要。
💊 治療
マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシン等)が有効。耐性マイコプラズマにはテトラサイクリン系。
主な症状
⏱ 期間目安:100日(3ヶ月)程度咳が続くことも。発作性咳嗽期間は2〜6週間。
⚠️ 注意・受診目安
生後6ヶ月未満・ワクチン未接種・無呼吸発作 → 入院が必要なことも多い。周囲への感染予防が重要。
💊 治療
抗生物質(アジスロマイシン・クラリスロマイシン)。四種混合ワクチンで予防できる。
💧加湿で気道をうるおす
🛏️上体を少し高くして寝かせる
🍵水分補給で痰を柔らかくする
👃鼻水・鼻づまりの対処が重要
🦭クループ(ケンケン咳)夜間急変時の対処
新生児(生後3ヶ月未満)は咳が出た時点でかかりつけ医に相談することをお勧めします。生後3ヶ月以上の場合、①咳が1週間以上続く ②発熱(38°C以上)を伴う ③咳のたびに顔色が悪くなる・呼吸が苦しそう ④夜中に咳が激しくて眠れない ⑤ケンケンという犬の鳴き声のような咳(クループの可能性)⑥ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音(喘鳴)がある場合は受診してください。
クループ(仮性クループ)は声帯・喉頭周辺の炎症によりケンケン(犬の鳴き声のような)という特徴的な咳が出る病気です。主に生後6ヶ月〜3歳に多く見られます。症状は夜中〜早朝に悪化しやすく、息を吸うときにゼーゼー・ストライダー(高音)が聞こえることがあります。症状が軽い場合は冷たい外気・加湿で改善することがありますが、呼吸が苦しそう・口唇が青白い場合は救急受診が必要です。
RSウイルス感染症の咳は通常1〜3週間程度続きます。鼻水・発熱から始まり、2〜4日目に咳が悪化することが多いです。多くの子どもは2週間以内に回復しますが、生後6ヶ月未満の赤ちゃん・早産児・心疾患のある子は細気管支炎や肺炎に進行するリスクがあるため注意が必要です。ゼーゼー・呼吸が速い・哺乳量が著しく減った場合はすぐに受診してください。
夜間に咳が悪化する主な原因は①寝ると鼻水が喉に流れ込みやすくなる(後鼻漏)②横になると気道が狭くなる③夜間は室内が乾燥しやすい④クループは夜中〜早朝に悪化する④喘息発作は夜間・明け方に多い、などが考えられます。対処法として、上体を少し高くして寝かせる・加湿器を使う・横向きに寝かせるなどが有効です。
百日咳は最初は普通の風邪に似た症状(鼻水・軽い咳)から始まり、1〜2週間後に特徴的な発作性の咳が現れます。咳が連続して止まらなくなり(スタッカート咳)、息を吸うときに「ヒュッ」という音(ウープ音)が出るのが特徴です。特に生後6ヶ月未満の赤ちゃんは重症化リスクが高く、無呼吸発作を起こすこともあります。百日咳ワクチン(四種混合)を生後2ヶ月から接種することで予防できます。
赤ちゃんの喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒューした息)がすべて喘息というわけではありません。乳幼児期の喘鳴の原因はRSウイルスなどのウイルス感染による細気管支炎が多いです。ただし、繰り返しゼーゼーを起こす場合、アレルギー体質・アトピーがある場合、運動や笑い声でゼーゼーが出る場合は喘息の可能性を考えて小児科を受診してください。1歳未満での診断は難しく、経過観察が必要なことも多いです。
熱がなくても咳だけで受診が必要なサインとして:①2週間以上咳が続く(マイコプラズマ・百日咳の可能性)②ゼーゼー・ヒューヒューの呼吸音がある ③咳で嘔吐する・顔色が悪くなる ④哺乳量が減っている ⑤夜中の咳がひどくて眠れない、があります。「咳払いを何度もする」「むせるように咳く」だけで活気があれば様子見でも良いですが、心配な場合は受診してください。
免責事項
このページの情報は一般的な参考情報です。咳の原因・重症度・適切なケアは個人によって異なります。心配な症状がある場合は必ずかかりつけ医または小児救急にご相談ください。夜間・休日の相談は「#8000」(小児救急電話相談)をご利用ください。